hugo は golang製の静的サイトジェネレータ。以前は hexo を利用していたが、hexo で利用していたテーマ tranquilpeak の hugo版 が存在していたので、こちらに乗り換えた。

セットアップ

Getting Started を見ながらなぞっていく。とりあえず手元の MAC で hugo が実行できる環境を構築する。

brew install hugo

新規にサイトを作って、テーマを設定。

cd ~/src/github.com/harasou/ # ブログを管理する適当なディレクトリに移動
hugo new site harasou.jp
cd $_
git init
git submodule add https://github.com/kakawait/hugo-tranquilpeak-theme.git themes/tranquilpeak
echo 'theme = "tranquilpeak"' >> config.toml
git add .
git commit -m "initial commit."

新規にページ作って表示してみる。http://127.0.0.1:1313/ へアクセス。

hugo new post/hugo-test.md
vim content/post/hugo-test.md
hugo server -D

テーマの設定を何もしてないので、まともに見れないが、なんとなく表示されている。

ハマったのが、今回使用したテーマ tranquilpeak では、post 配下にページを作らないと認識してくれなかったこと。あと動作確認時のhugo serverは、デフォルト --watch が有効なので、-D, --buildDrafts だけあればよさそう。

移行作業

hexo も hugo も Front-matter 付きの markdown なので、移行自体にはそれほど手間はかからなかった。移行の方針としては permalink やファイル構成がなるべく現行と変わらないように。ざっくりこんな感じのことをやった。

  1. 記事をcontent/post/配下に cp
  2. 記事の Front-matter にあるdate:を RFC3339 に変換
  3. 記事の Front-matter にslug:を追加 (ex.slug: 2017/11/23/hugo-test)
  4. 記事の Front-matter にあるthumbnailImage:のパスを slug 配下に変更
  5. 画像を記事に合わせたディレクトリstatic/:slug/配下に cp

それぞれの作業はワンライナーで適当に。あとは、サイト全体の設定とテーマの設定をconfig.tomlで行う。

Makefile

hexo からの移行で以下の2点が不満だったので、Makefile で代替している。

  • public 配下をプレビューできない
  • hugo new する時のパス名の指定や画像用ディレクトリの作成が面倒
.PHONY: build server public clean new

HUGO := hugo
PREFIX := $(shell date +post/%Y-%m-%d)
IMGDIR := $(shell date +static/%Y/%m/%d)

build: clean
	$(HUGO)

server:
	$(HUGO) server -D

public: clean
	$(HUGO) --baseURL http://127.0.0.1:8000/
	cd public; python -m http.server 8000 --bind 127.0.0.1

clean:
	@-rm -r public/
	@-find static -type d -empty | xargs rmdir

new:
	@: dummy

.DEFAULT:
	@case $(firstword $(MAKECMDGOALS)) in \
	new) \
		mkdir -p $(IMGDIR)/$@; \
		$(HUGO) new $(PREFIX)-$@.md --editor vim; \
		;; \
	esac

1つ目の publicディレクトリのプレビューには python 3系を利用。下記コマンドで、publicディレクトリをドキュメントルートしたサーバが立ち上がる。

make public

2つ目のhugo newの省力化については、

make new hugo-test

とすると、以下のような日付付きの記事ファイル.mdと画像用のディレクトリができるようにした。

content/post/2017-11-23-hugo-test.md
static/2017/11/23/hugo-test/

記事の中身は archetypes/post.md で変更しているので、初期状態でこんな感じになる。

---
title: "hugo-test"
date: 2017-11-23T20:30:51+09:00
tags:
  -
url:            2017/11/23/hugo-test
thumbnailImage: 2017/11/23/hugo-test/
---

make 便利。